[2019.11.12]袖振り合うも多生の縁

今ではあまり使われない言葉ですが

「袖振り合うも多生の縁と言いますから、ここでお会いしたのも偶然ではないかもしれませんね」などと言ったり、「袖振り合うも多生の縁ですから、今後ともよろしくお願いします」と挨拶したり、また、偶然出会った人に親切にしたときなどに「袖振り合うも多生の縁ですから、お気になさらずに」などと言って、相手の恐縮する気持ちへ配慮することもできます。「袖振り合うも多生の縁」は仏教の教えに由来するそうです。「多生」には「輪廻転生」の考え方が、「縁」には「因縁生起」の考え方が根底にあるそうです。

「縁もゆかりも無い」とは、人や物に何の関係もつながりもないという意味です。「縁もゆかりも無い人」「縁もゆかりも無い場所」などと言い、無意識に、前世からの因縁さえないという意味をふまえて使っていることがあるかもしれません。

「袖すり合うも他生の縁」といいますし、仲良くしましょう。と思うか

「袖すり合うも他生の縁」などという情緒的なことを言っていては、現代の複雑な人間関係の間を生きられない。と思うかは人それぞれですが。

実習生との縁

もうすぐ、ベトナムから1期生が入国します。出会ったことを大切に思い誠心誠意かかわって行きたいと思います。いい出会いもあれば、あの時この時こうすればとの後悔だけの出会いもあるかもしれません。

 彼、彼女に出会ったことは、彼らにすればほんの一瞬のことかも知れませんが、SEKAIKARA協同組合と縁があったことで、日本での生活の少しでも助けになれればと思います。

SUEMOTO

追伸

「出雲大社に祀られる「大国主大神」は、古くから「縁結びの神様」として信仰されています。ここで言う「縁結び」とは、男女の縁だけでなく、人間関係や、人々を取り巻くあらゆるつながりの“ご縁”のことを指します。」・・・・観光案内より

ということで、出雲大社にたくさんの良縁がありますように、お参りに行ってきました(2019年11月2日)。